32.清原元輔
音なしの
川とぞ終に
ながれける
いはで物思ふ
人のなみだは
908-990年
清原深養父の孫で､清少納言の父｡
清少納言は元輔が50歳をすぎてからの子で､元輔はこの孫のような娘を溺愛していたようで､父親の明るいユーモラスな性格が彼女に影響している｡
仲の良い父娘の､うらやましい光景が目に浮かぶ｡
緒官を歴任し､天暦年間に和歌所の寄人となり､後撰集の撰進にあたりました｡
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